2012年1月12日木曜日

人はその場その場のTPOに合わせて、 仮面を身につける必要がある。

ここでは「仮面」=「自分が他者から注目や信用を得るもの」
として話しをすすめていく。


それは場所によって違う。

病院ならナース服や白い清潔な服が他者にとって、信用にたる仮面になる。
なので、病院で働く者が奇抜なファッションや、そのとき流行なものを着ることは、
その場での仮面としてふさわしいものではない。

ファミリーマートなら、ファミリーマートの服を着ることがその場での仮面になる。

政治家として働くには、どこどこの大学に出ているかが職場につくにあたって強い仮面となる。

新宿の街ではそのとき流行なファッションや、そのとき人気のある顔立ちや、
テレビで流行のアクセサリーが、みんなの注目を集める仮面としてふさわしい。

ネット通販なら、販売ページの購買欲をあおるキャッチコピーが
そのサイトの仮面となる。

ここでわかるひとつの真理は全ての場所で通用する仮面はこの世に存在しないということだ。

白いナース服で、ファミリーマートで働くことや、街を歩くことや、OLとして働くことや、
アパレルショップで働くことは滑稽である。

この服は、”病院で働くさいに他者からの信用を得るため”にのみ必要な仮面であり、
それ以外の場所では通用しない仮面となる。

私からすれば、現在生きているものたちは、仮面を作るために必死に努力し、
他者の注目や信用を得るために四苦八苦しているようにみえる、それと同時にそれはこの世に必須なものでもある。
そして仮面の作り方が非常に上手い人や、仮面を作ることに必死に努力した人が、
”世渡り上手”や”人気者”としてこの世を楽に渡っている。

あなたはどんな仮面をほしがっているだろうか?
そしてその仮面によってどんな人の注目や信頼を得たいと願っているのだろうか?

病院で働くものは、その衣装や、今まで培ってきた技術を見にまとい、
患者からの信頼を得るし、治療をして患者に感謝される。

先ほど言ったように私は仮面を否定することはない、むしろそれを否定することはできない。

大学に出て、しっかり勉強し、安定した職につくことは親から喜ばれることであり、政府に税金を納めることができる。
”しっかり勉強して安定した職につく”という仮面は、他人に貢献することであり、人に喜ばれることである。

これと同じようにファミリーマートで働くさいは、そこで必要なスキルをしっかり身につけて、ファミリーマートの制服を着、
マニュアルどうりの接客をすることが、店長から喜ばれることであり、客からも喜ばれることである。

私が主張したいのは仮面は無意味なことではないが、
今現代の人々はあらゆる常識やメディアによって、あらゆる仮面を身につけるように操作されてるように感じるのだ。

今現在、ファミリーマートで働くものは、ファミリーマート上での仮面を作り、他者からの信用を得るのに必死である。
それでもその人は、女にもモテたいと思うし、就職しなければならないと思っているかもしれない。

その他の欲望を達成するためには、さらに違う仮面を作るために努力しなければならない。

女にモテるためには、良い服をきて良い車に乗ってるほうがいい仮面だろう。
就職するためには、就職先に気に入られるために、信用されるための技術や実績という仮面が必要となる。

しかし今ファミリーマート上での仮面作りに必死なのに、それ以外の仮面を作る余裕なんてあるのだろうか?

ようするに、仮面を作る量を自分自身の中で勝手に増やしすぎなのだ。
そして自分自身のキャパシティーを超える仮面の量を設定しすぎて、悩むのだ。
これはあらゆる人に言える話しだ。

私はすでに用意されている仮面に向かって努力するのが嫌いなたちだから、
自分自身で仮面を作り出したいという思いがある。
自分のオリジナリティーで人からの信頼や信用や評価を得たいと思っているのである。
しかし自分のオリジナルのもので人から評価を得るのは大変骨の折れる作業であるし、
それをお金に繋げようものならもっと骨の折れる作業になる。

それらを実現しないと気がすまない性格だから余計自分自身には苦労する。

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の投稿